田町駅と品川駅の間で建築が進んでいる新駅が『高輪ゲートウェイ駅』に決定したという事です。地元の商店会等は「高輪駅」を推していたようですが、国際的なイメージも考慮してか『高輪ゲートウェイ駅』となったようです。(東京都港区高輪エリア)


高輪ゲートウェイ駅になるまで
この駅は山手線の駅としては約40年ぶりに出来る新駅になります。山手線の田町駅と品川駅の間が兼ねてよりどの駅の間よりも長い距離であるという事で話は昔からされてました。
それが、東京オリンピックの決定後に徐々に動き出し、また東京名古屋間のリニアモーターカーの始発駅の候補として品川駅近辺が考えられていた為、東京の南の玄関としてのみならず、日本全国へ、世界への玄関としての意味が出てきました。
私が知る限りでは、私共の不動産会社が「高輪ゲートウェイ駅」に恐らく一番近いという事もあり常にその変遷を見届けておりました。
当初は電車の車両基地だった場所が取り壊され、線路が西側から東側に移動され、広いスペースを作りそこを駅の第一京浜からの入り口広場にするようです。
また、品川駅とは徒歩7,8分の距離でもありますので、羽田空港に着陸する旅客者の乗り換えも容易に出来る様になると思います。恐らく歩く歩道などで品川駅と高輪ゲートウェイ駅が移動出来る様になるのではと思われます。
今回高輪という名前が入ったため、不動産的には「高輪」住所の物件の価値が高まる可能性があります。高輪は地方の方などからは間違って呼ばれてましたが(たかわ?など)今後は正しく(たかなわ)と正しく呼ばれるようになるのではと思います。

高輪ゲートウェイ駅・品川駅・泉岳寺駅の開発
1.現況
港区港南1丁目、港南2丁目、芝浦4丁目、高輪2丁目、高輪3丁目及び三田3丁目各地内で面積が約18.3ヘクタールもあります。用途地域としては、準工業地域と商業地域の混合エリアになります。(東京都資料一部抜粋)
2.経緯
高輪ゲートウェイ駅・品川駅・泉岳寺駅の開発にあたっての経緯は以下の様になっています。以下の発表のたびに私達もカンファレンスに参加してきました。
2014年6月 JR東日本による田町駅~品川駅間における新駅設置の発表
2014年9月 品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014策定
2016年4月 品川駅周辺地区再開発促進区を定める地区計画の都市計画決定
2017年2月 品川新駅工事着工
2017年3月 品川駅北周辺地区まちづくりガイドライン策定

3.地区計画の目標
高輪ゲートウェイ駅・品川駅・泉岳寺駅の開発エリアにおける目標は以下の3つだという事です。(東京都の資料による)
・多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくりを促進
・品川駅と新駅(高輪ゲートウェイ駅)を核とした国際交流拠点の実現
・国際競争力に資する高質な機能が集積する複合市街地を形成
4.土地利用に関する基本方針
東京都の説明文書によるとこのエリアを以下の様にしたいそうです。
区域全体
品川駅と高輪ゲートウェイ駅を核として、国際競争力に資する業務機能の導入を図る。都心居住を支える都市型集合住宅や商業・生活関連機能等と併せて新駅前の利便性及び集客性を生かした複合的機能の集積を図る。
区域1
国際交流拠点にふさわしい都市居住を支える都市型集合住宅を中心とし、生活関連機能等の配置
区域2
国際交流拠点にふさわしい多様な文化交流機能を配置
区域3、4-1
商業、交流、宿泊機能等の複合的な機能を配置
区域4-2
周辺地域と調和して賑わいを創出する土地利用
(一部略)

まとめ
高輪ゲートウェイ駅・品川駅・泉岳寺駅の開発は巨大プロジェクトです。
東京都港区の開発で国内最大規模の開発ですが、国際的な都市機能を充実させるというプラスの側面と、今まで良くなかった山手線などの線路で分断されていた東西の往来や交流を創出し、品川駅近辺の分断された状態を解消する意味合いも持っています。
高輪ゲートウェイ駅の名前は何となくしっくりときませんが、山手線の中でも東京駅、新宿駅に並ぶ機能を持つ駅に育っていくのではと楽しみです。
みなとアセットマネジメント株式会社
代表取締役 向井啓和
高輪ゲートウェイ駅速報
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00010014-abema-bus_all