不動産投資失敗
2010年1月6日 0:00
不動産投資の失敗に関してちらほら話を聞く事も増えて来ました。特にこの2-3年の間にフルローン等で物件を買い増して行かれた方が入居者の滞納や、入居率の下落等で苦労されている様です。
その中でも場合によっては特に気をつけた方が良いのが、銀行からの紹介案件の購入です。
一般的には銀行が自行の不良債権物件を持ってくると任意売却で有利な物件を買える様に思われますが、最近見たケースでは結果的に銀行に「はめられた」様な形になっています。
自行の不良債権物件を優良な顧客に貸出を付け替える事によって不良債権処理が出来るだけでなく、貸し出しも減らさない手法は銀行に取っては願ったり叶ったりです。
一方で不良債権の処理をするという点で高く売れないと回収額が足りなくなりますし、もう一方で今後長きに亘って借り入れをしてもらう借主にも配慮しなければなりません。
しかし、現実的には後者よりも、前者が配慮されている事が多い様です。
新築マンションの依頼主の不動産会社が倒産し、ゼネコンが売上を回収できず、その不動産会社やゼネコンへ債権を持っている銀行から個人の富裕層へ物件を持ち込んだりというパターンが最近多い様です。(但し、都市銀行は殆どこの様な形ではなくサービサーや専門部署へ一括で依頼してしまいます。)
ある方には某地方銀行から紹介された物件について特に店舗の想定家賃が高すぎるのでもっと価格を値引く様に第三者としてアドバイスしましたが、やはりその1,2階が入らないそうです。(私鉄の各駅停車駅でしたので3,4割家賃が割高と推定出来ましたので…)
かれこれもう1年以上経つ様に思います…