生命（がん）保険担保ローン

生命保険の掛け金はローンの担保にならないと思っていましたが、実は一時払い保険の掛け金を担保にしたローンと言う物が存在します。（生命保険に入る為にお金を貸すローンは禁止されています。が、入った後の物は別です。） 今年の3月末を目途にガン保険等の損金計上が半金に減らされると言う事は記事に書きましたが、それらの保険の掛け金を元にその全額を借り入れる事が出来ると言うのです。 詳細については注意が必要ですが、商品の中身自体は面白いです。 うちの場合を例にとりますと、5月決算ですので前年の5月に一時払いで保険に入りましたが、今年の5月にはまた同額支払わなければなりません。一挙にまとまった金額を掛け金に払ってしまうとキャッシュがタイトになります。そこで、4月中等に生命保険を担保に支払うべき金額を借入ます。 その後その生命保険担保ローンは毎月のローン返済を求めて来ますので、毎月返済をします。一年後には生命保険担保ローンは完済しなくなります。 一時払い保険の場合、一時払いするが故に発生するメリットとデメリットが存在します。 そのデメリットがローンを受けて定期的に毎月返済すると、不思議と言えば不思議ですがほぼ定額月払いの保険を掛けているのと同じ様なキャッシュフローになります。（厳密に言えば若干異なりますが） 節税をしたいが、キャシュがあまり無い法人にとっては良いスキームだと思います。（ただし、現在では全額損金算入できませんが(厳密に言えば通達が出るまではまだ可能とも言えますが…)） 不動産を資産運用法人で保有していた人にはメリットのある方法でしょう。更にまだブログに書けない微妙な話があります…