首都圏投資エリアの駅による選別
2008年12月11日 0:00
東京を中心とする首都圏での不動産投資に関して地方の方に問い合わせを受ける事が多々あります。その際、誰でも知っている駅の物件は売りやすいのですがそうでないと見向きもされないケースがあります。また、埼玉や千葉県等の駅から近い利便性の高い物件でも馬鹿にされて検討されないケースもあります。一方、そういうエリアの中に非常に安定度の高い投資エリアがありお宝物件を探し出せる事もあります。
考え方なのですが、まず人が多く住む所は空室リスクが低いはずです。また人が多く住むところか否かを測るにはどうするかと言いますと人の動きを測ります。人が住んでいるところの方が当然ながら人の動きが多いからです。その人の動きを測る有用なデータが電車の乗降客数です。駅の乗降客数という無料のデータを利用してその投資エリアや駅が上昇基調なのかそうで無いのかを測る事が出来ます。弊社で購入して保有している「埼京線武蔵浦和駅」徒歩8分の物件を例にとって見てみましょう。この駅のデータはJRのHPで取る事が出来ます。是非今後不動産投資をされる際には参考にしてください。http://www.jreast.co.jp/passenger/index.html
このページをご覧になると1999年度から2007年度までの一日当たりの平均乗降客数が出てきます。2007年度を見ますと世界最大の駅である新宿駅は不動の一番をキープしております。ここが日本の「へそ」といっていいのではないでしょうか。2007年度のデータを見ますと98位に「武蔵浦和駅」が42,919名で出ております。次が山手線の99位 田端 42,403名で100位が西荻窪 41,204名になります。この「武蔵浦和駅」のデータを過去にさかのぼって見てみましょう。
2007年度は42,919名ですが、2006年度は99位で41,318名、2005年度は101位で39,847名 2004年度は103位で38,958名でした。この数字をご覧になっても分かる通り、この武蔵浦和駅はこの3年間で4000名もの乗降客数の伸びを示しております。これはかなり大きい数字です。ロッテの工場等があり空地も以前は多かったのでしょうが、発展しており尚且つ乗降客数が確実に伸びております。この様な公開されているデータを調べるとその物件のエリアの人口が安定しているか、上がり目か、下がり目かというのが一目で分かってしまいます。つまり、同じ不動産投資をするならば乗降客数の伸びている武蔵浦和の様な駅の周辺物件というのはハズレが少ないのです。
実際弊社で管理している武蔵浦和の物件も入居率も都内並みに良く、テナントの質もかなり高いものです。田町や品川、新宿等でお勤めの方でそれもそこそこの企業にお勤めの方が借りておられます。そういった所を見るとやはり武蔵浦和の物件を買った投資判断は間違いではなかったと確信できます。変に食わず嫌いになってしまう事で良い物件を逃しているケースも多々あります。投資というのは毎日の発見なのですから・・・
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